オローニ族の創世記と冬至




我が家の近所にある絶景ポイントには2つの岩があります。1つは垂直でハートのように上部が2つに分かれている岩。もう1つは、タートルロックという呼び名の通り、亀の甲羅と頭の形をしています。
17世紀にスペイン人が入植する以前この辺りに暮らしていたオーロニ族インディアンにとって、この2つの岩は世界の創世記にまつわる聖地なのだそうです。

「その昔、世界にまだ何もなかったころ、海から亀がやってきました。冬至の日没時に、太陽は垂直の岩の切り欠きに降り、亀の甲羅を表すその後ろの丸い岩に光を投影しました。その瞬間、亀の甲羅が割れ、中から人間や動物の魂が解放されたのです。」

お天気も恵まれた今日、その場所を訪れてみました。
太陽がサンタクルーズ山脈の向こうの水平線に沈む頃、岩の割れ目から光が細いビームのように漏れてきて、その後ろの岩の割れ目まで伸びていきました。

天岩戸神話にも通ずるこの伝説。太陽を万物の神として崇めたオローニの人々に思いを巡らせた夕暮れでした。

Happy Winter Solstice!







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