旅行記:ハワイ島 1/4 KONA編


クリスマス休暇を利用して、ハワイ島へ家族旅行に出かけました。








旅の前半はハワイ島のコナに。コナはハワイ島でもっとも賑やかな観光地で、海岸線に沿って伸びるメインストリートにはたくさんのレストランやショップが並んでいます。




















宿泊はエアビーで探した一軒家の離れ





宿泊先はAirb&bで、街から少し離れた住宅街にある、一軒家の離れを借りました。
キッチン設備、ランドリー、バスルーム、屋外シャワーなど、生活に必要な設備は全て整っていました。ホスピタリティ溢れるご夫妻がオーナーで、自家製のウェルカム・マフィンを下さったり、シュノーケルやボディーボード、ビーチチェアなど、海遊び用の道具一式を貸してくれたりと、至れり尽くせりでした。

地元の人との交流は旅の一番の醍醐味です。ハワイアンを含め、7つの民族をルーツに持つというご主人からは、時折ハワイ語が混じる語り口調でたくさんのお話を伺いました。ハワイの歴史、ハワイ語の意味。ガイドブックには載っていない美しいビーチの場所や、最近のキラウエアの噴火のこと。
日に焼けたがっしりした体つきに白髪のロングヘア、というご主人の外見は、私がイメージしていたローカル・ハワイアンそのもの。ガレージには年季の入ったロングボードが何本も鎮座していました。朝早く大きなピックアップトラックに荷物を積んでいるので、これからサーフィンに行くのかと思いきや、「今日から仲間との野球の練習が始まるんだよ!」と満面の笑み。スキップしそうなほど軽やかな足取りで出かけていきました。












































ヒッチハイクで旅の仲間が増える





泳ぐのが大好きな息子は観光地には見向きもせず、文字通り朝から晩までシュノーケル三昧。ハワイ島西部の海岸線を、シュノーケルポイントを探して、走り回る毎日でした。その途中で、素敵な出会いもありました。予約していたホエールウォッチングが高波のためキャンセルになってしまい、途方に暮れていた港で「車に乗せてくれないか」と声をかけられたのです。





声をかけてきた2人は、台湾に住むヤナと、ニューヨークに住むラファエルのカップル。目下遠距離恋愛中の2人は、二人の中間地点をとってハワイに休暇を楽しみにきていました。とても礼儀正しく初々しい若者ですが、随分と旅慣れた様子で、ハワイ島の耳より情報を色々教えてくれました。すっかり意気投合した私たちは、その日1日を一緒に過ごすことに。




向かった先は、高波の影響を受けないローカルビーチ。行き帰りは一緒でも、ビーチについてからは若い二人の邪魔をしてはいけないと、なんとなく離れたところに座りました 笑














火山の裾野であるハワイ西部は、ラバチューブと呼ばれる溶岩洞があちこちにありました。火山の噴火により流れ出た溶岩が外側から冷えて固まり、まだ固まらない内部の溶岩が流出してできた空洞です。














溶岩洞の上は荒涼とした大地が広がっています。この真下に空間があるとは、実際に目にするまで想像できませんでした。














マウラナニリゾート内にあるカラフイプアア・ヒストリック・トレイルは、かつて王家の保養地だった場所。精霊が住むと言われていたラバチューブや、神聖なフィッシュポンド(養殖池)が点在していました。














コナで食べた美味しいもの





コナ にはたくさんのレストランがあって、いくつか評判の良いところへ行ってみました。アメリカンフードは得意でない我が家が、一番気に入ったのは、ダウンタウンにあるカバ・スタンド「カナカカバ」。
カバは、植物の根を乾燥させ粉末状にしたものを水で薄めた飲み物。鎮静作用があるとされ、ポリネシアでは古来より儀式やルアウ(宴会)で愛飲されてきたそうです。味は夫いわく「石鹸みたい」。私はハーブティーのように感じ、思ったよりもずっと飲みやすかったです。気になる作用ですが、飲んだ直後は私も夫も特に変化は見られませんでした。夜になってから、ディナーの前に強烈な眠気に襲われましたが、それがカバのせいなのか、パワフルなロミロミマッサージの影響だったのかはわからずじまいでした。




ちなみにカナカカバでは自家製のカバが飲めるほか、ハワイのトラディショナルフードも楽しめました。豚肉を蒸し焼きにして裂いた「カルアピッグ」、魚や豚肉をティーリーフの葉で蒸したラウラウなど、ヘルシーで素朴な味がとても美味しかったです。



美しいビーチや、街歩きが楽しい繁華街がコンパクトにまとまっているハワイ島コナ。何をするにも便利で、子連れでの観光や海遊びもスムーズに楽しめました。そして旅の後半は、もっとディープなハワイを求めて島の東側へ!



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