旅行記:Stinson beach

ボリナスでのキャンプを終えたあと、海沿いのStinson beachという町に向かいました。






Stinson beachはその名の通り、ビーチを中心にした、人口600人ちょっとの小さな町。メインストリートにはレストランやサーフショップ、書店、グローサリーストアなどが並んでいて、端から端まで歩いて10分もかかりません。

でも、洋楽好きとしては、どうしても訪ねたい理由がこの町にはあったのです。
アメリカのロックバンド、グレイフル・デッドのフロントマン、ジェリー・ガルシアは、70年代にこの町を見下ろす高台の緑豊かな一等地を60000ドルで購入し、妻と3人の娘達と暮らしました。「サンスーシ(フランス語で心配無用の意味)」と名付けられたその家には、ボブ・ディランやジョン・レノンなど70年代のアイコン達が集まって、夜ごとセッションが行われたと言います。
アメリカのカウンターカルチャーの遺物であるこの家は、その後何回か所有者が変わり、昨年再び売り出されました。ジェリー・ガルシアが住んでいた頃の面影を今も残したこの家に、世界中の音楽好きが注目したことでしょう。




出典:https://www.sfgate.com/





出典:https://www.sfgate.com/
 





出典:https://www.sfgate.com/
 








この町にゆかりのあるアーティストは、彼だけではありません。
ジェリー・ガルシアと同時代に活躍し、わずか27歳で夭折したブルースの女王ジャニス・ジョプリンの位牌は、本人のたっての希望でこのStinson beachの沖合に撒かれたといいます。












アメリカのビート文学やヒッピー文化、70年代の音楽に洗礼を受けた人なら、誰しもあこがれを抱かずにはいられない町です。サンフランシスコのヘイトアシュベリーのように、観光地化もされていないし、サイケデリックなお店があるわけでもありませんが、海辺に立つ露店やブックストアの品揃えに、そこはかとなくカウンターカルチャーの匂いを感じる素敵な町でした。


























そうそう、町に一軒しかないローカルスーパーマーケットで売っているオリジナルTシャツのデザインが最高でした!












記事を気に入ったら、下のバナーをクリックいただけると嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ サンフランシスコ・ベイエリア情報へ


コメント