ブロックパーティーに初参戦した話

新居に引っ越して間もないある日、我が家のポストの中に一枚のチラシを見つけました。どうやら週末の独立記念日に合わせて、「ブロックパーティー」なるものが催されるそうなのです。



ブロックパーティ(英語: Block Party)とは、1つの街区の住民たちが大切な行事を執り行うために集まる大きな地域のお祝い、祭。通例では,音楽を演奏したりダンスを踊ったりして執り行われる。ブロックパーティは、1970年代のアメリカで人気が高まった。
引用:Wikipedia




翌朝早く、通りに車両進入禁止の看板が立てられました。そして、道路上に様々なものが設置されていきます。まず巨大なウォータースライダー。それから、ビールサーバーとバーベキューグリル。どこかのお宅のバックヤードから引っ張り出されてきた、屋外用のソファーやテーブルが道路の真ん中に置かれます。折りたたみ式のテーブルもたくさん並べられ、それら全てが小さな星条旗や国旗の柄のテーブルクロスで飾りつけられました。





ウォータースライダー







折りたたみテーブルの上には、近所の人たちが持ち寄ったいろいろな食べ物が並べられていきます。何種類ものトルティーヤに、何種類ものディップソース。トマトとアボガドのサラダ、コーンサラダ、ポテトサラダ。スチームされた野菜やカットフルーツ。バーベキューグリルでは、ハンバーガーのパテやソーセージが次々に焼かれ、パンに挟んで人々に手渡されました。




持ち寄られた食べ物








大人にはクラフトビールや自家製サングリア、子供にはレモネードが振る舞われます。





自家製サングリア







我が家が持ち寄ったタコ焼きはご近所さんに大ウケ。あっという間になくなってしまい、「この食べ物はどこで買えるのか」と質問責めにあいました。




たこ焼き



子どもたちは、家から持ってきた自転車やキックスクーターを星条旗や風船でデコレーションし、皆で町内をパレードします。




星条旗でデコレーションされた自転車







さて、新参者の我が家。会う人会う人に「はじめまして、1週間前に引っ越してきました」と挨拶をすると、皆諸手をあげて(時にはハグして)歓迎してくれました。そして次に必ず聞かれるのが「どこの州から来たの?」という質問。日本でもし近所に外国人が越してきたら、まず「お国はどちら?」と聞くのが一般的ですよね。さすが多人種国家の国、アジア人を見ても外国人とは思わないのだなあと驚きました。

皆とにかくフレンドリー。私たちもあっという間にその場に溶け込むことができました。英語が全くできない息子も、近所の子どもたちと一緒になって大はしゃぎ。日が暮れてパーティーが終わった後も、夫を含む何人かは場所を変えて飲んだり踊ったり、夜中まで楽しんでいました。アメリカではじめてのご近所づきあい、ちょっと緊張したけれどとても楽しかったです!

ご近所の人たちの気さくさと、我が家の男性陣の適応能力の高さに、なんとなく明るい未来を感じた1日でした。



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