家探し:アメリカのお宅拝見


アメリカに到着した翌日から早速スタートした家探し。3日間で20件近くの家を見に行きました。ほとんどの家にまだ住人が住んでいる状態だったので、図らずもアメリカの一般家庭の暮らしぶりをのぞかせてもらう、楽しい体験となりました。









カリフォルニア郊外の平均的な住宅とは









【その1】広い前庭がある



私たち家族が家を探した地域は、シリコンバレー郊外です。
この辺りの一般的な一軒家には、道路に面した広い前庭があります。日本的な感覚からすれば、この前庭に家が1軒建つのでは、という広さ。
母屋とガレージは繋がっています。本来車を停めておくためのガーレジですが、殆どの家庭で物置として使われていて、中は家族の荷物で溢れています。各家庭で複数台所有している車は、ガレージの前か、家の前の道路に停められています。





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【その2】玄関はなく、扉を開けたらすぐリビングにつながっている



靴を脱がない文化なので、玄関スペースや三和土がなく、扉を開けるとすぐリビングになります。たいていの家では、リビングに巨大なソファーと巨大なテレビが置かれています。内覧した家のすべての家にも暖炉がありましたが、ほとんどが飾りで、実際は使用していないそうです。





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【その3】家族の人数分のベッドルームとバスルーム



マスターベッドルームと呼ばれる夫婦のための個室には、トイレとバスタブが一緒になったバスルームが併設されています。それ以外に、家族の人数に応じてベッドルームがあり、共同のバスルーム(もしくはトイレのみ)があります。バスルームには洗い場はありません。シャワーカーテンの代わりにガラスの引き戸があるお宅が多かったです。トイレの便器はごくごくシンプルな作りで、日本が誇る(?)暖房便座やウォッシュレットのある家は皆無でした。





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【その5】キッチンはビルトインが主流



キッチンには、作り付けの冷蔵庫やオーブン、食洗機が備え付けられています。電子レンジはある家とない家が半々くらいでした。コンロは大抵4口あって、電熱式が8割、ガスが2割。IHは皆無でした。作り付けの棚がたくさんあるので、収納には困らなそうです。ゴミ箱も棚の中にしまえるようになっている作りのお宅が多かったです。





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【その6】家主の好みがあらわれるバックヤード



家の裏側はバックヤードと呼ばれる庭になっていて、大きさも様々、雰囲気も家主の意向によって様々でした。水道代節約のために、一面の芝生を枯れるに任せている庭、南国の花が咲きみだれるオリエンタルな庭、果樹園のある庭、バスケットコートになっている庭…。
隣の家との境には1.5mほどの高さの木製のフェンスがあるので、外からの視線は遮られ、プライベートな空間が保たれていました。





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最初はただ日本との住宅事情の差に圧倒されるばかりでした。けれど内覧を重ねていくうちに、アメリカの家の平均値のようなものがわかるようになり、冷静にな視線で見ていけるようになりました。それでもなかなか理想の家は見つかりません。
最終的にこれ、と思った家についてはまた次回ご紹介しますね。




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